2012/05/19

脱殻の声

変わってくれ・・・


そう願い続けても
人の心は変えられない
人の心など変わらない・・・


欲しくない情報が
毎日教えてくれるだろ
世界は何度も繰り返す
同じ過ちを繰り返してるって


愚かさを
垂れ流す情報に
心は黒く染められて


いつの間にか染まる
俺達の汚れなき心は
諦めることを刻まれてゆく


壊れた心は
遠い昔に置いてきた
過去という雑踏の中へ


あの日の
脱殻だけを残して・・・


無くした自分
あの夜に剥がれて
脱殻だけが今を呼吸する


湿った部屋で
呼吸を繰り返しては
醒めてゆく命の意味


探し物は何だろう・・・


望みも知らず
願いも知らず
何も知らずに探してた


細胞が矛盾する
生と死の狭間で
喉の奥が焼けるような
痛みと疼きと声が生まれた


殻を脱ぎ捨て
何度でも生まれ変われ


俺は俺さ・・・
脱殻がそう静かに告げていた

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2012/05/17

鳥籠の中から見た空

波打ち際を歩く
儚く消えゆく足跡を
眺めては寂しさを知った


大空を飛んでる鳥は
僕とは違う世界にいるんだな
少しの憂いを夕陽に染まる海に捨てたよ


鳥籠の中の鳥よ
自由だと思うのだろうか・・・


与えられる餌と
守られている安全と
忘れゆく飛び方を選んでも


無意識と意識の隙間に
大空の果てを目指す意味など
きっと浮かぶ事さえないのだろう


昨日と同じ今日を生き
今日と同じ明日を生きる事に
生きた証は飼われて終わる運命か


何を掴んだら
生きてるって誇れるだろう


何を掴んだら
僕は強さを誇れるのだろう


大空から目を逸らし
自由な鳥を羨ましく妬んで
人より多く泣いてきたんだ
掴めない夢ばかり夢見ては


泣いて泣いて・・・


ただ笑う日々を
求めてるって気づいたよ


もう一度歩いてゆく
波打ち際を歩いてゆく


今ここから続いてゆく
儚き足跡を僕は誇るために・・・

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