濁音
心で叫ぶ声はいつも濁っていた・・・
隠していた心
塞いでいた心
閉ざしていた心
本当の心が洩れ出している
魂が雲に隠れたまま・・・
土砂降りの心で愛想笑いの器が
無音の夜に亀裂を増す
強いことは知っていた
厳しくも心豊かな人たちの教え
今頃気付き始めて
紅い満月に別れを告げた
器の中の酒を飲み
月日の重みを噛み締めながら
己の熟成に酔いたいのさ
だから
今はそっと毛布で包んで・・・
この温もりだけでいいから
せめて
夢に溺れたままでいさせてくれ
さよなら・・・
楽園を追われた妖精達
豊かな時代に置き去りの刻
忘れてはいけないものが心の中にある
日々磨いてゆけ
魂の器を・・・
魂が濁音を奏でぬように・・・
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